でも、でもね
自分の好きなモノを
悪く言われたり
嫌われたりするのって、
ものすごく怖いことなんだよ…好きなら好きなほど、
簡単にはいえないよ…
「LINE漫画」などのアプリで無料試し読み期間中!ということで、「トクサツガガガ」を読みました。
「トクサツガガガ」 (ビッグコミックス)
丹羽庭 著
2014/11/28 発売
↓小学館公式
https://www.shogakukan.co.jp/books/09186606
疲れているときに読める度
★★★☆☆
ギャグ度
★★★★☆
リアル度
★★★★★
公式の説明によると…
“ 隠れ「特撮オタク」OLのガハハ爆笑デイズ ”
◆ストーリー
テーマが身近。
私には友人に特撮オタがいて、兄妹もオタなので、ある意味身近なテーマ。
「オタクの人たちが普段どういう風に、オタクであることを隠しているのか。 どういう風に隠しながらもオタクの仲間を見つけているのか。」がとてもリアルに描かれています。
この「仲間の見つけ方」が、かなりいいです。
なぜなら…
作者のあとがきにあるのですが、SNSのようなものは時代性が出てしまうので、数年後になると「古い」内容になってしまいます。リアルタイムでそのツール(今でいうとLINEとか、twitterとか)に触れていない人にとっては、身近さも、扱い方も、全然共感できないものになってしまいます。
(歳がバレますが、私でいうと「前略プロフ」とか「mixi」とか「魔法のiらんど」とかですね。オワコン!)
なので。
時代性がでるツールはほとんど使わずに、どの時代でも通じるやり方で「同志」とコンタクトを取ろうとします。
読んだ後はきっと、オタのみなさまは「わかりみ〜」で、そうでない人は「なるほど〜」と思うのでは。
実生活に役立つ(かもしれない)
その他にも、
「会社でカラオケに行った際に歌える歌がない!じゃあどうする?」みたいな、大人の隠れオタのみなさんがぶつかるであろう障害をクリアする方法の一例に触れられます。
私は全くオタではないですが、オタのみなさまの「好きなものについて一生懸命」なところを非常に尊敬しているので、特撮を見たくなりました。
オタクっていいな〜前向きだな〜という気持ちになれました。
◆絵柄
表情が独特。
まず、人物。同人誌上がりっぽい絵柄かなぁと思います。口・鼻・顎のラインが。「ハイキュー」とかもそうですが、独特のクセがあります。白け顏とか「聖☆おにいさん」に似ている。その分、その世界の人が得意な「表情」がいいです。多彩! いい顔しているな〜って思います。
あと、人体の量感がしっかり捉えて描かれているので、スーツアクターの服のシワ具合とか、「ちょうわかる!」ってなります。巧い。
次に背景やモブ。
目立たせたいところとそうでないところの力加減がちょうどいいです。
全体的に、詰め込みぎっしりなところは、情報量すんごいです。
◆総じて。
身近にオタいる人、とても楽しめると思います。
「家に常備しておきたいほどではないけど、置いてあったら読んでしまう」漫画でした。
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